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和型墓碑
日本のお墓の約9割を占める形で、構造としては、一番上に棹石、次に上台石、中台石、そして一番下に下台石(芝石)という敷石を置き、四段構造とするのが現在では一般的です。
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位牌型墓碑
近年 流行の墓碑で、形が位牌に似ていることからこのような名前で呼ばれています。彫刻などの加工がしやすく、また小さな墓所でも品格を損なわないことから好まれています。
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洋型墓碑
公園墓地や芝生墓地の出現によって作られるようになった墓碑です。横幅が広く安定感があり、見た目がモダンな上 お墓としての格調も失わないことから、最近増えてきた形式です。
墓石前に家名を刻むほかに、「憩」「安らぎ」などのイメージを刻んだものが多いのも特徴です。 -
ウォール型墓碑
ヨーロッパでよく見られる墓所の形態を日本風にアレンジした形で、最近では都市部の霊園で多く見られます。スペースを活用した、現代の墓碑の形といえます。
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芝生墓碑
緑地公園を思わせるような明るい芝生墓地は、霊園全体が美しい緑の芝生で敷き詰められ、ゆったりとしたスペースに西欧的な墓石が並べられています。
また、万霊平等の精神から、区画面積や墓石の形が統一されている場合も多いようです。 -
五輪塔
塔は本来、お釈迦さまのお墓という意味があり、仏舎利あるいはその代わりとして経文などを納めるのが原則でしたが、やがて塔自体がお釈迦さまと遠い祖先を供養する象徴物になりました。 もっとも多く見られる五輪塔は、方形の地輪、球形の水輪、三角形の火輪、半球形の風輪、宝珠形の空輪からなり、各石にはそれぞれが象徴する概念が梵字で刻まれています。
また、お墓の方角についての吉凶を心配される方には、一石五輪塔の建立をお勧めします。なぜならば、五輪塔は「四方正面」といって前後左右がなく、四方いずれの方向から拝しても同じ形をしており、方位の吉凶を越えたものとされているからです。